ヤング係数測定

 

材木屋さんにお邪魔して、石岡の家の屋根タルキに使う予定の米マツ材の強度を調べました。木目の荒いものと細かいもの、木の中心に近いものと端の部分など、かたよらないように材料の20%を目視で選び、持ち込んだ体重計でまずは重さを、次に材料の寸法を測って

材料の密度を求めました。それからノートPCに集音マイクをつなぎ、録音用など振動数の測定できるフリーソフトを起動して、片方の木口(こぐち)をトンカチでたたき、もう片方の木口に近づけたマイクで、振動数(Hz)を測るだけの簡単な作業で、材料強度の指標のひとつであるヤング係数が求められます。分かりやすく言えば、重くて、たたいた時に高い音が出るものが強い材料になります。

想定していた最低限の強度を1とすると、平均で1.2以上、最大で1.5程度の結果が得られましたので、ひと安心です。