常総市 水害から1ケ月

9月10日に発生した大規模・広範囲の水害から早約1ケ月が経ちました。遅ればせながら災害ボランティアに参加し、決壊場所付近の建物が流失した風景や、被災した家屋の片づけを通して、いろいろなことを考えさせられました。水害での土砂のすごさ、冠水の恐ろしさ、ボランティアのあり方、ひとの絆、生きていくということなど、…。そして、災害後早い段階でボランティアに参加できなかったことを反省しています。

 自然の猛威を抑え込もうとする現代の考え方には限界があること、予防を怠ることが人災につながるとすれば、建物の設計に携わる者としては、いかに人災を少なくするかが問われるのだということ、……。

 常総市にはまだまだ助けの必要な方はいらっしゃいます。被災地の一日も早い復興に向けて、ほんのわずかな力の積み重ねとその継続が求められています。