8月16日から18日まで静岡県富士宮市の日本建築専門学校で行われた、第16回木造耐力壁ジャパンカップを見学してきました。土台と桁と柱で囲まれる壁の部分の材料やつくり方を工夫して、木造でどこまで頑丈な壁ができるかを競うものです。18日には予選を勝ち抜いた8チームにより決勝トーナメントが行われ、各部門賞と総合優勝が決まりました。ちなみに総合優勝は、(デザイン評点+耐震評点)を(環境負荷費+材料費+加工費+施工費)で割った総合評点の高いチームに贈られます。つまり耐力やデザインに優れるだけではなく、いかに、安くて環境に負荷をかけない材料を使って加工を少なくできるか、かつ施工や解体をいかに短時間でできるか、が問われることになるのです。写真は決勝戦の様子です。トーナメントは、先に破壊した方が、そして変形の大きい方が敗退するというルールです。
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